2018年5月17日木曜日

「FAKE」

「ぼくが撮りたいのは…」という演出から始まるこの映画。
恐らく3度目の鑑賞。

とんでもない構成だな…。
全部作為的で、人に考えさせることに重点を置いている。
最近見た「哭声/コクソン」と同じ。

ドキュメンタリーと一見反対にあるフェイクドキュメンタリーの”フェイク”をタイトルに持ってくるところとか、もう悪意の塊でしかない。
森監督は本当にいろいろとひねくれすぎている。
だからこそこんな面白いものを作れるのでしょう。

「A」ってここまでひねくれた作品だったっけ…。
観直します。

2018年5月11日金曜日

「新感染 ファイナル・エクスプレス」

安定の面白さ。
ゾンビ映画はあまり好きではないのですが、ドラマ部分がしかっりしていたので楽しめた。

「マザー!」

二度目の鑑賞。

アロノフスキー先生、復活おめでとうございます。
今後は「ノア〜なんとかかんとか」みたいな映画じゃなくて、「π」や「ブラック・スワン」のようなキレッキレの映画を作り続けてください。

「犬ヶ島」


劇場:朝日ホール

試写会にて鑑賞。
おそらくタイトルは「鬼ヶ島」から。
アニメ系の学校?の生徒たちを多く呼んでいて、目をキラキラさせた若い女子たちが多かった。
とてもいいことだと思う。
老後の楽しみで時間つぶしに観に来ていびきかきながら寝ている老人たちに配るくらいなら、そういう子たちにいっぱい配ってくれ。

ウェス・アンダーソンを劇場で観るのは2本目。DVD含めると多分4本め。
前作まではあまり好きではなかったが、ストップモーションアニメ、日本が舞台、などなどが絡み合って、とても楽しめた。
アンダーソン的演出も今回はとても良かった。

あの野良犬のお風呂上がりはめっちゃ笑った。
うまいなぁ。
猫がシンボルで出てくるわりにあまりストーリーに関わってこなかったのが残念。

手術シーンの「ガーゼ」など、日本人以外もわかるのだろうか。
とても粋で、下手すると国際問題にもなりかねないネタをさらりとぶっこんでくる演出に脱帽でございました。

「女の都」

32歳はこの映画と共に幕を明けました。
フェリーニと黒澤明は観終わるのがもったいなくて、年に一本くらいのペースで進んでいる。

目眩く表現力にただただ放心状態で流されていき、最後は絶望すら覚えました。
とんでもなく男性軽視ではじまり、とんでもなく女性軽視で終わる。文字通り。

とりあえず、巨根博士の部屋は最高。
大真面目に大金かけてあんなシーンを作っちゃうフェリーニは天才だと思いました。

この映画でフェリーニは、「老いた」って言われたらしい。
これで!?
今上映されている映画で、これより凄い作品は何本あるのか。
バカ言っちゃいけませんよ。

「哭声/コクソン」

すごい映画だわこれは…。
中盤まではポン・ジュノ的犯罪ミステリーがメインかと思いきや、後半からの怒涛の展開に脱糞寸前でございました。

何層にも入れ子になっていて、現代アートのように答えは観た人に託される映画。
しかもその辺のホラーより怖いからたちが悪い。

素晴らしい映画でございました。
また改めて観よう。

2018年5月5日土曜日

「アイズ・ワイド・シャット」

おそらく高校以来の鑑賞。
さすがに少しはこの映画の意味がわかってきた気がする。

散々不貞(未遂な)一夜を過ごしてきた夫に、妻が言った言葉が、
「ひと夜のことなんて、ましてや生涯のどんなことだって真実かどうかわからない」
と答えるシーンはとても素晴らしい。

そしてキューブリックは、永遠を否定して、「FUCK」といい残して去っていくのでした。

「ゲット・アウト」

未だ残る黒人差別に警鐘を鳴らすちょっぴりホラーな人種差別映画と思いきや、ちょっぴりオカルトな黒人リスペクト?不条理映画だった。

黒人たちの演技が怖かった。
笑いながら泣いたり笑いながら鼻血出したり頑張っていた。

一番思ったのは、もうちょっと演出面でサービスしてほしかった。
初めて両親に会うカット、なんで引きやねん!
あんだけ引っ張ったんだから、両親の反応を見せておくれよ!

不気味さは最高でした。

「アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー」

劇場:TOHOシネマズ新宿

突然の腹痛に、観る予定のないものを観てしまった…。
シリーズの最初のほうは観ていたけど、最近のは未鑑賞。
なのでいろいろと頭の中で補完しながら。

なんかもうキャラ多すぎだろ!
頭に石埋めてる奴誰だよ。
重要な役所だったので余計にむかついた。

あと超人じゃない人と戦うときに格闘戦になるのやめてくれ!
興醒めだわ。

と言いつついろいろ面白かったんだけど、一番気になったのは、ギャグが寒い。
金あるんだからもうギャグのセリフ考える担当いれろよ。
「トランスフォーマー」しかり。

サノスの葛藤がとても良かった。
戦うお父さん。

「ベイビー・ドライバー」

食わず嫌いの初エドガー・ライト。
「Hocus Pocus」が最高にかっこよく使われていると聞き期待を込めての鑑賞。

もうちょっと嫌いなノリの映画かと思っていたけど、以外と最後まで観れた。
近年やたら見る、有名でアガる音楽を様々なシーンにぶっこんでDJ的に映画を作っていく手法の最新版かと。
というか、そのために作られた設定だったし。
探せば過去にもありそうですが…。

面白かったのですが、肝心の「Hocus Pocus」のシーンはこのライブ見るほうが断然面白い。

2018年5月3日木曜日

「サバービコン 仮面を被った街」

劇場:有楽町朝日ホール

試写会にて鑑賞。
コーエン兄弟か…当たり外れあるからな…しかもジョージ・クルーニーか…でも予告は面白そうだしな…と迷いの中鑑賞。

それは大外れでございました。
ジョージ・クルーニーの演技と同じく全部大味、雰囲気のみ。

一つ良かったのは、ジュリアン・ムーアが魔女のように未だ綺麗ってことでした。
ハリウッド怖。

「ドント・ブリーズ」

やんちゃな若者たちが紳士で無敵のおっさんに返り討ちに合うのかと思っていたら、おっさんど変態やんけ!

登場人物が少ないので、良いのか悪いのか、誰が死ぬのか予想する余地がなかった。
そういう見方ではいけなかったのか。

面白かった。

「白い肌の異常な夜」

「ビガイルド 欲望の目覚め」を観て、リメイク元を鑑賞。

リメイクより流れがしっかり描かれていて面白かった。
こっちのほうが全然いい。

イーストウッドかっこええな…。