2018年4月4日水曜日

「マザー!」

ダーレン先生の新作を劇場で見れないという悲劇!
劇場で観たかった、と熟。
まあ教えていただくまで知らなかったのですが。

前半の展開に「ファニー・ゲーム」か?と思い、やがて押し寄せる人々に「アイデンティティー」か?思い、やがて巻き起こる狂乱の渦にこれは「トラキアの大饗宴」ではないか!!と狂喜に溺れ、最後に「…?」と取り残されてしまったのでした。

中盤から始まる、一気に地獄へと流されていくシーンは凄まじい!これぞ映像体験!
あのシーンを劇場で観たら失禁して涙を流したことでしょう。
映画の中で自分の理解を超える瞬間ほど美しく酔えるものはない。

テーマに関しては理解しきれないところもあるし疑問に思う部分も多々あるのですが、ダーレン先生の脳内の悪夢を巡ることが出来て大変幸せでございました!

こんなに寓話的で、絶望と希望が入り乱れて、走馬灯のようにあらゆる事情を表現しきった製作者たちに心から賛辞を送らせていただきます!
最高!

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