2017年2月27日月曜日

「ラ・ラ・ランド」

劇場:バルト9

「セッション」にそこまで入れ込んでいないのと、予告を見てこんなんぜったいおもしろいやん!と若干敬遠ぎみだったが、あっさりと鑑賞。

まず、思っていたよりいい意味で面白くなく、そこが良かった。
ド派手なミュージカル映画の流れを汲んでいるのかと思いきや、若手の監督の意欲作だけあって、新しい試みへの意欲を感じ、また過去の名作へのオマージュに溢れていて、”いい映画”になっていた。

そしてラストの「25時」のようなくだりも心地よかった。
ゴズリング……かっこいいわ。
あのいちいちびっくりする演技がとても可愛かった。

2017年2月22日水曜日

「NN-891102」

柴田剛監督の長編処女作。
柴田剛監督は初めて。

もっと荒々しい作風かとイメージしていたが、意外としっかり作り込まれていて感動した。
何よりこの作品自体が紙芝居のような、昭和初期の雰囲気の中にあり、最後のテロップも効いていた。

そして一番良かったのは音楽。
”音”と密接した映画なのですが、テーマに反抗するかのように延々と音楽が鳴り続ける。
卒業制作ならではの初期衝動に溢れ、観て良かったと思える作品でございました。

2017年2月18日土曜日

「アンチポルノ」

劇場:新宿武蔵野館

ロマンポルノリブート第4作目。
他のリブート作品と比べ、セックスシーンの使い方…そもそも作り方も何もかもが一線を画し、本来の”ロマンポルノの枠組み”に忠実な映画だった。
それまでの作品はどこか過去のロマンポルノ作品にオマージュを捧げている面があったが、これは明らかに雰囲気が違った。
ただ、自分が観ていないだけで、参考にした映画があったのかもしれないが。

テーマに関しては正直嫌いな園子温映画になってしまっていたが、映画における驚きが詰まっていて、技術力、演出力にはずっと感動していた。
やっぱりこの人のエネルギーの根源は、女性への憎しみだな。

「人が人を愛することのどうしようもなさ」を思い出し、とても観たくなった。

2017年2月12日日曜日

「この世界の片隅に」

劇場:テアトル新宿

おそらく2年ぶりのテアトル。
遅ればせながら、鑑賞。

もっと淡々としているかと思ったら、以外と派手でびっくりした印象。
そして、表現、物語、笑い要素、胸をえぐられるような衝撃が、素晴らしいバランスで配置されており、とても丁寧に作りこまれていたことに感動した。
感覚とルーティーンだけの仕事では絶対にできない。

二人の出会いのシーンだけ、飛び抜けたファンタジーだった演出にも脱帽でございます。
準備段階でいかに作り込めるかってのは本当に大事だな。
素晴らしかった。

追記:
他の人が書いていた感想にも同じ意見を見つけたので、堂々と。
この映画でも少し感じた、「シン・ゴジラ」「君の名は。」に通づる”思考を停止させる展開”に、この作風は今後のスタンダードになっていくのではないかと予想。
人間の生きる速度が速くなっている以上、映画も流行りの「〜ポルノ」として生き残っていくしかないのかな。

「それでもボクはやってない」

大学のとき劇場で観ていると、主人公の名前が出てきた瞬間後輩に爆笑された覚えがある。
いや、笑えないんだけど。

被害者の女子学生に悪意がないのがまだ救いだが、誰も救われない話。

2017年2月7日火曜日

「沈黙 -サイレンス-」

劇場:バルト9

スコセッシの新作!しかも舞台が日本!
スコセッシの真面目なドラマを観るのは初めてな気がする。

先に観た方の感想として、クリスチャンとしての監督の思いを込めたのではないか、という感想にとても共感した。
何かでスコセッシは敬虔なクリスチャン、と読み、あんな映画ばっかり撮ってるくせにクリスチャンって!と爆笑していたが、あながち間違いではないのかもしれない。
時代の中での宗教のあり方もあるわけで、しかも表現者である彼が自身の信仰に反する(とされている)テーマで映画を撮っても何もおかしくない。

映画の方は、長すぎて一度トイレに行ってしまったがとても面白かった。
ただ、真面目すぎて最近のデヴィッド・フィンチャーを観てるいるような気がした。
そっち路線には行って欲しくないな。

そういえば踏み絵なんか踏んでまえばええやん。と思っていた疑問が解決された!
神様も言ってたし。踏んじゃえって。

2017年2月3日金曜日

「ギャラクシー街道」

ん?ぼけてしまったのか?
どこか漂う「オー!マイキー」臭以外、なにも感じられなかった。

「清洲会議」は観ないでおこう。
一番好きなのは古畑だな。

「THE 有頂天ホテル」

「グランド・ブダペスト・ホテル」より8年も早くやったのはすごいけど、きっと元ネタがあるのでしょう。

あんまり覚えてない。

「ステキな金縛り」

この作風に目覚めたのか、「マジックアワー」と一緒のノリ。
西田敏行のキャラが寒い。

この作品から観るのをやめた。

「マジックアワー」

初めて劇場で観た三谷幸喜作品。

敵のボスの前でナイフをしゃぶるくだりは爆笑したが、どう?お洒落でしょ?感が鼻につき、嫌いになり始める。

「ラヂオの時間」

初見。
これが一番面白い、というイメージだったが、ずっと観れていなかった。

たしかに一番面白いように思う。
鈴木京香さん好きだし。

「みんなのいえ」

三谷幸喜祭り。
最近のものを全く観ていなかったので、おさらいも含め古いものから鑑賞。

恐らく高校?の時以来。
あの頃より楽しめたはず。