2017年12月14日木曜日

「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」

劇場:TOHOシネマズ新宿

んーなんだかなぁという印象。
大好きな「コラライン」のストーリーも完璧ではなかったが、本作は日本が舞台なだけにノイズが目立ちちときつかった。
これだったら「エンジェル・ウォーズ」の日本が舞台のパートを観る。

エンドクレジットにメイキング映像入れたらあかんやろ!気持ちはすっごくわかるけども!

2017年12月3日日曜日

「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」

劇場:TOHOシネマズ新宿

古い版を観なきゃなーと思いつつ、先に観てしまった。

クラウンかっこいい!
いろんな形態を見せてくれファンサービスを怠らない。
襲ってくる理由もロジックもほとんどわからない分、今度はこう来たか!と楽しめた。

二部構成と知らなかったので最後にぽかんとしてしまった。
でっかくなるクラウンかっこよかったなー。

「とらばいゆ」

高校の時、今より将棋が好きだった頃ずっと観たかったやつ。
やっと鑑賞。

とてもイライラしたので観なくてよかったのではないかと後悔。
塚本晋也がとても普通の役で出ていた。

2017年12月2日土曜日

「キングコング:髑髏島の巨神」

面白い面白いと聞いていたけどこりゃ面白いわ!

モンスターデザインがエヴァっぽいと聞いていて半信半疑だったが、日本人の旧友の名前が「イカリ」だった瞬間ずっこけた。
エヴァやん!

猿顏のサミュエル・L・ジャクソンとコングがやたら睨み合っていて爆笑した。
サクッと死んじゃうのも含め、こりゃ製作陣は確信犯やな。

キングギドラに期待!

2017年11月21日火曜日

「ハードコア」

大好きだった短編が映画化されたと聞いて観る気満々だっが、なぜか結局劇場に行かなかった本作。
やっとの鑑賞。

面白いんだけど、設定がイタすぎていちいち萎えてしまう場面がちらほら。
でも映像自体は相当頑張ったのでしょう。
劇場で観たらもっと高揚感を味わえたのでしょうか。

オープニングでティム・ロスが出てきたところが最高潮だった。

2017年11月20日月曜日

「エンドレス・ポエトリー」

劇場:シネマカリテ

初日にホドロフスキー!!
正直「リアリティのダンス」熱はすっかり冷めてしまっていましたが、やってることはやっぱりすごかった!!

過去と同じようなブラックな演出にも全てコメディ要素をぶち込んでいる印象があり、とにかく笑える。
そして低俗で下品で、全てを愛すような88年間のホドロフスキーの人生哲学をみせられているようだった。
そう考えるとうちの祖父と同じくらいの年齢なのか。

女詩人最高だった。
股間を掴んで歩いている姿に笑いと涙が一緒に出た。
あと、なんといってもちんこばんばん映っていたのがよかった!
勃起疑惑もあり、日本の上映で久々にこんなにちんこ見たなぁと感慨深いものがあった。

これで終わりだと思っていたらまさかの五部作!
死ぬなよ!!!

「リアリティのダンス」

ホドロフスキーによるホドロフスキーのためのホドロフスキー。
「エンドレス・ポエトリー」のために復習。

これはこれでなんとなくいい気もする。
ただ、自分がホドロフスキーに求めてるのはそこじゃないんだよ、という失望があるのも正直なところ。
「サンタ・サングレ」以前のほうが断然好き。

ここまで自分が好きだと笑うしかないっすよ尊師…。

「おとなの事情」

劇場で予告を見たときから、絶対これは人間はくそだと再確認させられるやつだと思い、そしてやっぱりくそだと再確認させられた。

最後の最後のピアスのくだりで、このシナリオ上のどんでん返しというか、シチュエーションをうまいことオチにしていてよかった。

「おとなのけんか」は最高だったけど、似たような映画でも男女関係が絡むと一気に怒りがこみ上げてくる。
悲しい。

2017年10月28日土曜日

「グッド・タイム」

劇場:ユーロスペース

試写会にて鑑賞。
イメージ的に「ザ・タウン」な感じかと思っていたが、もっと作家性溢れた最高のエンターテイメントだった。

若い監督らしく、現代映画のスタイリッシュさが随所に散りばめられており、でもただの雰囲気映画に留まることなく、ちゃんと社会性を捉えていた。
棘々しい感性に心を揺さぶられる部分も多々。
あと音楽がとてつもなくかっこよく、シーンをぐいぐい引っ張っていた。

「狼たちの午後」「タクシードライバー」をもっと現代風に、スタイリッシュにした感じ。
スコセッシが気にいるのもよくわかる。

2017年10月27日金曜日

「アメリカン・ハッスル」

面白かった記憶が。
登場人物たちの若干誇張しすぎたキャラクター感が最高。

「ワイルド・スピード SKY MISSION」

最後はやっぱり泣ける。
最新作も観なきゃ。

「チャッピー」

吹き替えで見たからか、チャッピーが気持ち悪くて笑った。
そしてなんなんあの古い世紀末感。
ヤンキーたちがダサい。

「マイレージ、マイライフ」

やっと観た!
良かった気がする。
新人の女の子背がちっちゃくて可愛い。

「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」

最近あまりちゃんと観てないないのですが、その中でもちゃんと観たほうのものを順不同に。

過去に観たことあるのだろうか…。
このブログではヒットしなかった。
面白かった気はするが、ほとんど覚えていない。

2017年10月9日月曜日

「を待ちながら」(演劇)

「コルバントントリ」以来の飴屋法水×山下澄人。

これまで自分が観た作品に比べ、幾分かキャッチーな印象。
内臓を垂れ流しながら一輪車に乗っている小学生のせいだろう。

オープニングの役者が演じている、という前提の演出が印象的。
あと、とても素晴らしい台詞があった。
夜空に光る星を見上げながら、「あれは大きな棺桶の蓋なんだ」と呟くシーン…。
素晴らしい!
今年の言いたくなる台詞No.1!!

2017年9月28日木曜日

「ダンケルク」

劇場:TOHOシネマズ新宿

ノーランの新作。
嫌い嫌いと言っているが、嫌いなのは盲目なファンであって、映画自体は毎回楽しんでいるのですが、それにしても今回はぱっとしない映画だった。
臨場感や、映像美は最高なのですが、ストーリーとしては特に何も起きることなく、時間軸のトリックとやらもぱっとしない印象。

あと、その辺のIMAX上映でもアスペクト比がおかしなことになっているらしく、臨場感をちゃんと味わってもらいたいのなら普通に上映できる規格で撮れよ!と思った。
こだわりを持ってる監督だけに、40%も切られてる画面で上映ってなんとも思わないのだろうか。
いや、それをありがたがって海外まで遠征に行くファンが悪いのか。

と、どうしてもノーラン作品は悪口を言ってしまいたくなるのですが、普通に楽しめた。

2017年9月25日月曜日

「逆光の頃」

劇場:シネマカリテ

どうやら書き忘れていたようで。
8月1日に鑑賞。

「ももいろそらを」で昇天し、「ボンとりんちゃん」でなにかおかしいと感じ、この映画で完全に熱が冷めました。
なんなんですかこの映画は…。
原作読んだらストーリーくらいは理解できるのでしょうか。

ほとんど記憶にないのですが、一番思ったことを。
多分この監督は男の子を演出するのは興味がないんだな。「ももいろそらを」の彼女らはあんなに輝いていたのに…。
話はわかんないわ雨の喧嘩のシーンは酷すぎるわで泣きそうだった。

諦めと、小さな小さな期待を残しつつ、次回作を待っております。

「立候補」

ずっと探していたマック赤坂のドキュメンタリー。

いやーすげーわ…
素晴らしくエグいドキュメンタリー、出てくる人たちみんなネジが外れまくってる。
もうね、意味がわからん。
演説中のふとした呟きがもう狂気。
「加藤鷹ですよ〜私〜」

外山恒一も羽柴秀吉もマック赤坂も、負けるとわかっていてなぜ戦うのか。
そりゃマイノリティは絶対に選挙に勝てないけど、その最高の矛盾がこの人たちを掻き立たせているのか。
「行動」というキーワードが印象に残る。

橋本徹との大阪市民の前でのバトルはもカオスすぎて、心が震えた。
そのあとの橋本徹の意見ももうね…。

登場する様々な事件がどこまでこの映画のために計画されたのかはわからないけど、そんなのどうでもいい。
狂人たちの饗宴に、久々に心がどっかに持っていかれました。
今年のオールベストでございます。

2017年9月15日金曜日

「オン・ザ・ミルキー・ロード」

劇場:TOHOシネマズシャンテ

クストリッツァの新作を忘れていた!
運良く前日に思い出し早速鑑賞。

大傑作や!
主人公が寡黙なので、「アンダーグラウンド」的騒々しさは少ないけど、後半の「ホーリーマウンテン」やソクーロフの「ファウスト」みたいな展開でとても心地よかった。
ただ、宗派的にいただけなかったけど…。
あんだけ蛇をいいやつに描いていたのに。

とてつもなく作り込まれ、とてつもなくやりたいことをやりきった2時間!
今年の一位でございます。

「アンダーグラウンド」の5時間超版が始まったので、なんとか観に行けたらと思う。
どうでもいいけど、映写時代以来のシャンテだった。

2017年7月23日日曜日

「ジョン・ウィック」

面白かった!
キアヌ版「幻の湖」かと思っていたが、想像以上に楽しめた。
最近のキアヌの役どころが不憫でならない。

「ハドソン川の奇跡」

思ったよりシンプルで面白かった。
「ハッピーフライト」しかり、CAが「頭を下げて!」と合唱するシーンは毎回グッときてしまう。

2017年7月7日金曜日

「殺しの烙印」

劇場:神保町シアター

あゝ凄い。
もう全部凄い。

特に裸の真里アンヌ!驚異の19歳!
雨の中、なぜかオープンカーで走り続けるびしょ濡れの彼女に一瞬で恋に落ちました。
そして服で雨を凌ぎながらタバコを吸う宍戸錠のかっこよさよ。

あの完璧なヒロインの登場シーンに出会えて本当に良かった。
十代の頃、リンチと共にこの映画を観ていたら、何か特別な作品になっていたのかもしれない。

劇場では当時この映画に魅了されたのであろうおじ様たちで溢れかえっていた。
自分はなんの映画を観に行くのでしょう。
あとどうでもいいけど、なぜか熱海に行きたくなった。

2017年6月21日水曜日

「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」

劇場:ピカデリー新宿

初めて石井監督作品を劇場で観た。
「船を編む」は素晴らしかったんだけど、そういえば石井節的なものが何もなかったからでしょうか。
初めて「剥き出しにっぽん」を観たときの印象と、良くも悪くも変わらず。

この歳になっても、ずっと同じモチーフ(灰皿に溜まったシケモクとか)を使い続けているところがよかった。

酷く個人的な意見ですが、時々出てくる登場人物たちの叫びに園子温と同じテーマを感じ、彼ならならもっとエグく、痛々しく、そして笑えるように演出するんだろうなと考えていた。
少し前の園子温なら…。

2017年6月1日木曜日

「メッセージ」

劇場:バルト9

久々の劇場映画鑑賞。
見終わってすぐは、この映画を包むMV的映像に憤慨していたが、いろいろな人の意見を聞き、それも意図があったのかとしぶしぶ納得。
本当に意図があったのなら。

しかし、とてもしっかり作り込まれた作品だし、なによりそのディティールたちに込められた意図が素晴らしかった。

2017年5月11日木曜日

「プラネット・テラー」

かっこいいなー。
映画愛がすごい。

「人が人を愛することのどうしようもなさ」

美しい。
サンセット大通り。

「レオン」

久々に鑑賞。
良かった。泣いた。

2017年4月17日月曜日

「あらしのよるに」

嵐の夜、二人のやり取りに、状況を踏まえ泣きそうになった。
あとは覚えていない。

2017年3月24日金曜日

「聖の青春」

劇場で見逃し、悲願の鑑賞。

面白かった!
羽生さんと飲み会を抜け出して二人で語るとこ、これ「ヒート」やん!と一人でテンション上がっていた。

ぶくぶくに太ったマツケンと、羽生さん役の人の演技がとても心地よい。
とてもいい映画だった。

「おおかみこどもの雨と雪」

前半はとても面白く観ていたが、中盤の一人が死にかけるところで集中力が切れてしまった。
あの演出はもう見飽きてしまい、また始まったのか…と興醒めしてしまう。

雨と雪、というとても印象的な名前の、その意味を読み解くことができなかった。
じっくり観たらわかるのだろうか。

「裸のランチ」

原作を読んでいるので、思い出すために鑑賞。

この映画は原作内の描写も多々あるが、それよりこの原作を書くきっかけに重点を置いている模様。
原作に比べとてもわかりやすい。

ちなみに原作は、倒錯とホモと乱文で全然頭に入ってこないが、表現の仕方は笑ってしまうほどかっこいい。
実際にウィリアム・テルごっこで奥様を殺している(とされている)なんてかっこよすぎ。

「スティーブ・ジョブズ」

スティーブ・ジョブズの伝記映画。

音楽に合わせてシーンを羅列させていくのはただの誤魔化しなんだなと痛感した。

「ソーシャル・ネットワーク」には遠く及ばず。

2017年3月8日水曜日

「神曲」

劇場:アテネ・フランセ文化センター

初オリヴェイラ監督作品。
少し前に最高齢の監督として話題になっていたのはこの方だったのね。

というわけで、やっと観れたよ「神曲」。
ダンテの「神曲」を精神病棟で再現した……と勘違いしていたようで、物語的にはダンテは関係なかった。
ところがどっこい。
この物語は、予想は外れたが、わたくしが求めていた物語だったのだ!!
ばばーん!

精神病棟には、キリスト、アダムとイブ、ラザロ、ニーチェ、預言者、カラマーゾフ兄弟、あと諸々……という、とんでもない豪華メンバー(だと信じ込んでいる)人々が暮らしているのであった!
トラキアでやりたかったやつよこれ!
そういう意味でいうと、この映画は「地獄編」でソクラテスやらクレオパトラやらが出てくるシーンなのかもしれない。
違うのかもしれない。

ドストエフスキーの知識が皆無のわたくしにとっては、というかキリスト教の知識が少しある程度でも、なかなか付いていけなかった!
「すばらしい新世界」のラスト感にただ溺れるだけで、理解は全然できていない。
精神病棟というキーワードと、ラストカットのあのとてもわかりやすいモチーフで、テーマらしきものに触れることはできたのですが。

ただ、完全にぽかんとしてしまう「フルスタリョフ車を!」やその他映画史に残る崇高で難解な作品群に比べ、キーワードが明確である故、知識次第でもっと理解を深められそうな作品である気がした。
監督の感性に寄り添う距離感が浅くて済むというか。

もっと知識をつけてから観ます。
とりあえず「カラマーゾフの兄弟」を読む。

「雪女」

劇場:ヒューマントラストシネマ有楽町

なんとなーく日本の怪談ものが好きなので、予告を偶然見かけたとき、世界観にやられてしまい早速鑑賞。

ATGのような雰囲気に加え、映像へのこだわりが伝わり、とても楽しめた。
ただ演出に対して疑問を感じた部分が少なからずあったのも事実。
特に最初の雪女の登場シーン。
若い監督の尖った部分として観ると納得できなくもないのですが。

監督・主演をされているという方は、ここぞというシーンの演技は素晴らしいんだけど、気を抜いているんだろうなというシーンも見受けられ、その落差が結構激しい。

撮り続けてほしいなぁ。

2017年3月5日日曜日

「放課後ロスト」

劇場での鑑賞の感想は書いていなかった。


「リトル・トリップ」
委員長の、真面目とパンクの絶妙なバランスの色気にどきっとする。
少女たちの状況を表しているかのような、空吹かしの車のエンジン音がとても印象的。

「らくがき うわがき」
あんまり覚えていない。
劇中の絵が酷い。

「倍音」
演出がとても秀逸。
主演の子も可愛い。最近よく見る気がする。


とてもいい雰囲気で、深夜に観て朦朧とした意識の中、時間と場所を忘れられる映画たち。
まさしくタイトル通り。

2017年3月4日土曜日

「ホワイトリリー」

劇場:新宿武蔵野館

いろいろと思うことがあたのでノーコメント。

「風に濡れた女」を観たいな。

2017年2月27日月曜日

「ラ・ラ・ランド」

劇場:バルト9

「セッション」にそこまで入れ込んでいないのと、予告を見てこんなんぜったいおもしろいやん!と若干敬遠ぎみだったが、あっさりと鑑賞。

まず、思っていたよりいい意味で面白くなく、そこが良かった。
ド派手なミュージカル映画の流れを汲んでいるのかと思いきや、若手の監督の意欲作だけあって、新しい試みへの意欲を感じ、また過去の名作へのオマージュに溢れていて、”いい映画”になっていた。

そしてラストの「25時」のようなくだりも心地よかった。
ゴズリング……かっこいいわ。
あのいちいちびっくりする演技がとても可愛かった。

2017年2月22日水曜日

「NN-891102」

柴田剛監督の長編処女作。
柴田剛監督は初めて。

もっと荒々しい作風かとイメージしていたが、意外としっかり作り込まれていて感動した。
何よりこの作品自体が紙芝居のような、昭和初期の雰囲気の中にあり、最後のテロップも効いていた。

そして一番良かったのは音楽。
”音”と密接した映画なのですが、テーマに反抗するかのように延々と音楽が鳴り続ける。
卒業制作ならではの初期衝動に溢れ、観て良かったと思える作品でございました。

2017年2月18日土曜日

「アンチポルノ」

劇場:新宿武蔵野館

ロマンポルノリブート第4作目。
他のリブート作品と比べ、セックスシーンの使い方…そもそも作り方も何もかもが一線を画し、本来の”ロマンポルノの枠組み”に忠実な映画だった。
それまでの作品はどこか過去のロマンポルノ作品にオマージュを捧げている面があったが、これは明らかに雰囲気が違った。
ただ、自分が観ていないだけで、参考にした映画があったのかもしれないが。

テーマに関しては正直嫌いな園子温映画になってしまっていたが、映画における驚きが詰まっていて、技術力、演出力にはずっと感動していた。
やっぱりこの人のエネルギーの根源は、女性への憎しみだな。

「人が人を愛することのどうしようもなさ」を思い出し、とても観たくなった。

2017年2月12日日曜日

「この世界の片隅に」

劇場:テアトル新宿

おそらく2年ぶりのテアトル。
遅ればせながら、鑑賞。

もっと淡々としているかと思ったら、以外と派手でびっくりした印象。
そして、表現、物語、笑い要素、胸をえぐられるような衝撃が、素晴らしいバランスで配置されており、とても丁寧に作りこまれていたことに感動した。
感覚とルーティーンだけの仕事では絶対にできない。

二人の出会いのシーンだけ、飛び抜けたファンタジーだった演出にも脱帽でございます。
準備段階でいかに作り込めるかってのは本当に大事だな。
素晴らしかった。

追記:
他の人が書いていた感想にも同じ意見を見つけたので、堂々と。
この映画でも少し感じた、「シン・ゴジラ」「君の名は。」に通づる”思考を停止させる展開”に、この作風は今後のスタンダードになっていくのではないかと予想。
人間の生きる速度が速くなっている以上、映画も流行りの「〜ポルノ」として生き残っていくしかないのかな。

「それでもボクはやってない」

大学のとき劇場で観ていると、主人公の名前が出てきた瞬間後輩に爆笑された覚えがある。
いや、笑えないんだけど。

被害者の女子学生に悪意がないのがまだ救いだが、誰も救われない話。

2017年2月7日火曜日

「沈黙 -サイレンス-」

劇場:バルト9

スコセッシの新作!しかも舞台が日本!
スコセッシの真面目なドラマを観るのは初めてな気がする。

先に観た方の感想として、クリスチャンとしての監督の思いを込めたのではないか、という感想にとても共感した。
何かでスコセッシは敬虔なクリスチャン、と読み、あんな映画ばっかり撮ってるくせにクリスチャンって!と爆笑していたが、あながち間違いではないのかもしれない。
時代の中での宗教のあり方もあるわけで、しかも表現者である彼が自身の信仰に反する(とされている)テーマで映画を撮っても何もおかしくない。

映画の方は、長すぎて一度トイレに行ってしまったがとても面白かった。
ただ、真面目すぎて最近のデヴィッド・フィンチャーを観てるいるような気がした。
そっち路線には行って欲しくないな。

そういえば踏み絵なんか踏んでまえばええやん。と思っていた疑問が解決された!
神様も言ってたし。踏んじゃえって。

2017年2月3日金曜日

「ギャラクシー街道」

ん?ぼけてしまったのか?
どこか漂う「オー!マイキー」臭以外、なにも感じられなかった。

「清洲会議」は観ないでおこう。
一番好きなのは古畑だな。

「THE 有頂天ホテル」

「グランド・ブダペスト・ホテル」より8年も早くやったのはすごいけど、きっと元ネタがあるのでしょう。

あんまり覚えてない。

「ステキな金縛り」

この作風に目覚めたのか、「マジックアワー」と一緒のノリ。
西田敏行のキャラが寒い。

この作品から観るのをやめた。

「マジックアワー」

初めて劇場で観た三谷幸喜作品。

敵のボスの前でナイフをしゃぶるくだりは爆笑したが、どう?お洒落でしょ?感が鼻につき、嫌いになり始める。

「ラヂオの時間」

初見。
これが一番面白い、というイメージだったが、ずっと観れていなかった。

たしかに一番面白いように思う。
鈴木京香さん好きだし。

「みんなのいえ」

三谷幸喜祭り。
最近のものを全く観ていなかったので、おさらいも含め古いものから鑑賞。

恐らく高校?の時以来。
あの頃より楽しめたはず。

2017年1月22日日曜日

「ゼイリブ」

カーペンターの代表作。
痛烈な社会批判とバカでもわかった。

もっとグロくてSFで刺激的だと思っていたら、以外とストーリー展開が丁寧でいい意味で拍子抜けした。
ラストの緩さがまたいい。

2017年1月21日土曜日

「雌猫たち」

劇場:新宿武蔵野館

初白石監督。
ロマンポルノリブートの、三作目。

「風に濡れた女」を見逃してしまったので、「ジムノペディに乱れる」としか対比できないが、今回はラストのみとても良かった。

演出は、とても上手い人なんだろうと思う。
いい加減「凶悪」を見なきゃ。