2016年12月13日火曜日

「リップヴァンウィンクルの花嫁」

岩井俊二監督の新作。
ようやく鑑賞。

おい…まじかよ…。
自分にとって思い出深い「リリィシュシュ〜」「花とアリス」のあの感覚が再び味わえると思って楽しみにしていたのに。

これは…ラース・フォン・トリアーじゃないか!!
ストーリーだけならまだしも、あの映像があるからもう完全に確信犯。
しかも音楽まで!
観たかったのはトリアー映画じゃなくて岩井俊二映画だったのに…。

と、意気消沈していましたが、ラストのくだりは素晴らしかった。
絶望の中で裸踊りをしている、とても人間的で素晴らしいシーンだった。

近年の映画は”主人公の女性は強くなくてはいけない”という妄想に囚われているが、これを期にまたうじうじした女性主人公作品が増えること切に願う。
アイドル映画で、ドラマも見応えがあり、トリアー映画まで網羅してくれる…とんでもない映画だった。

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