2014年7月5日土曜日

「夜のとばりの物語 -醒めない夢-」

「キリクと魔女」の監督による短編五つ。

どれも幻想的で冒険心に溢れ、雰囲気はとても素晴らしい。
近くの物は陰で表現され、遠くの背景には美しい色とりどりの美術がある。
まるで「耳をすませば」。

ただ、ストーリーにわくわくさせられる分、教訓というか、結局何が言いたかったのかはどれもよくわからなかった。
わかりやすかったのは猫の話くらいか。
古典的なように見せかけて、一筋縄にいかないのを楽しむ作品なのだろうか。

個人的には靴磨きの物語がお気に入り。

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