2014年4月23日水曜日

「リアリティのダンス」

劇場:ヤクルトホール

二年くらい前からいつだいつだと騒いでたけど、やっと見れた!!
感無量!!

作風的には「サンタサングレ」よりでしょうか。
あの父から継がれる「強さ」が前作同様印象的だった。

相変わらず動物を出しまくって殺しまくって、やってる事はえげつないんだけど、印象としてはとてもコミカル。
シーンの終わりに毎回オチを持ってくるのも印象的だった。

そしてホドロフスキー自身が出てきて、子供のホドロフスキーの自殺を止めるところはとても美しかった。
真逆をやってしまった!悔いはないが!

スターリンに取り憑かれた父は独裁的に主人公に生き方を教え、神を信じる母は歌声と溢れんばかりの母性で愛してくれた。
年をとってそれらを俯瞰でみると、それぞれ道は違えど共通するのはやっぱり愛なんだなと。

ただ自分の脳みそではいろいろと追いきれなかったので、全然理解できていない。
ラストシーンの映像は覚えているが、台詞は入ってこなかった。

舞台挨拶、いろいろと帰りたくなったけど、壇上で奥様とでれでれしているホドロフスキーが見れて、生きていて良かったと思った。
「ホーリーマウンテン」がなかったらさゆりを撮ってなかっただろうし、大学にすらいってなかったかもしれない。
あの全体的に白かったホドロフスキーを目に焼き付けた、いい夜だった。

兎に角死にもの狂いで叫びたいのは、
「犬が仮装してる世界でなんか生きたくない!!」

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