2014年1月30日木曜日

「オンリー・ゴッド」

劇場:バルト9

こいつぁとんでもねー傑作だぜ。

大幅に削られた説明と、作り込まれたセットと、レインボーの照明、それにあの無言のゴズリングが画角に映りんぐ。
無理矢理。
それだけで素晴らしい映像体験だった。

まるで「ブルー・ベルベット」を見ているかと思った。
なんなのあのタイ人。
強すぎる。
そして目を閉じた娼婦?たちの前で行われる拷問は素晴らしかった。
人間が装飾になるっていいな。

主人公の盛り上がりは、多分少女を助けたとこなんだろうけど、いまいち盛り上がりにかけていたためか少し消化不良。
あとボクシングが弱すぎて引いた。
あんだけ無言で格好つけていたのにそれかよ…と悲しくなった。

こんな映画を大画面の映画館で観れるってなかなかないので良かった。
ただ「ドライブ」と比べると、こういう映画ばかり撮る気もなさそうで、少し残念。
この作風を続けてほしい。

追記:
編集さんと話した結果、最後の子宮ぐりぐりは子宮を潰していたんじゃないか、とのこと。
納得。

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