2011年12月28日水曜日

「パーフェクト・ワールド」


一昨年くらい前に知人に借りていたまだ見ていなかった作品。
と思ったら見たことあったような気がしないでもないけどとりあえず感想。

いろんな人に勧められたのはもちろん宗教的な理由で、でもイーストウッド作品だし、ということで見ていない、はずだった。

一つだけ酷く感動したのは、万引きはするけどハロウィンは祝わない、というところ。
当たってる気がする。
子供心って複雑。

あと「他に何やっちゃダメなんだ」って聞かれること。
これは100%聞かれる。

それ以外はただのイーストウッド映画でした。
信者乙。

2011年12月27日火曜日

「英国王のスピーチ」

確か今年?のアカデミー賞受賞作。

地味っちゃ地味なんだけどなんかいろいろ面白かった。
ほんとうに演技大変だったと思う。

でもあのローバー?おじいちゃんが悪人顔なので、何か企んでそうで、最後までドキドキしてみてたのに、特に悪人ではなかった。

追記:
そういや画角がすごかった。
ワンカット、昔の絵画みたいな絵があって凄すぎて引いた。

「ダイアモンドは傷つかない」

藤田敏八監督。
田中美佐子って人なんか見たことあるなって思ったら今も活躍されてる方だったのか。

加賀まり子が「酔って女の子連れてくるのいいかげんやめてください」みたいなこと言った瞬間ずっこけるような演出に藤田監督らしさを感じた。

でもやっぱり秋吉久美子がいい。

「ピラニア」

偽パイ祭り!

パラグライダーみたいなやつが浮き上がった時の足の無い女性は爆笑した。
あのカットが見れただけでも満足。

ラストもお約束な感じなんだけど、細部に監督の個性が表れていたように思う。
面白かった。

このポスター初めて見たんだけど、何気にセルジュの「Sea,Sex and Sun」をパロっているのに笑った。

2011年12月25日日曜日

「小さな悪の華」

素晴らしいジャケに素晴らしいタイトル。
そして素晴らしい予告編ときたら内容も素晴らしいに違いないと思って購入。

主演の女の子二人がとても可愛い。
最近見た「乙女の祈り」と同じ事件が基になっているらしいのですが、どちらも主演は初演技らしい。
すごいなー。

ラストまでの主人公たちの心情の変化にいまいち乗り切れないんだけど、一度中断してしまったからでしょうか。
ただただ、少女たちの悪戯に見とれてしまう。
ゴスとかロリータとか、この辺の観念からくるのでしょうか。
なにやってもいいじゃない。だって可愛いんだもん。みたいな。
そういう格好するやつに限って可愛くないですが。

オープニングのほう、主人公の、ブロンドの友達の着替えを見ている時の表情が素晴らしかった。
最後まで見ると、このなんとも言えないズル賢いような表情の意味がわかる。
ああ、操ってたんだな、って。
でも結局それは物語の主軸ではなく、それに対する伏線なども一つもない。
それがまた怖い。

後半流れるHeard somebody sayという曲、本編では流れなかった。
残念。
この曲聞くと涙が出そうになる。
素晴らしい音楽。

2011年12月24日土曜日

「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」


劇場:新宿バルト9

このシリーズは3はあまりちゃんと見れていないのですが、楽しめました。

あの女暗殺者萌え。
眉毛無いときなんて最高です。
意外と早く死んじゃったのが残念。

トムと奥さんとの再会はほろっときた。

あとはあんま覚えてない。

「ヒア・アフター」

結構前に見ていたのですが、書くのを忘れていたのようなので。

内容はあまり覚えていないのですが、とりあえず面白くはなかった。
イーストウッド信者のせいで、イーストウッドがどんどん嫌いになっていく。

2011年12月20日火曜日

「恋の罪」

劇場:テアトル新宿

あと数日で終わってしまうので、というかまだやっていたので急いで行った。

このチラシ絵や何度か出てくる道路の明かりから察するに、「ヌードの夜~愛は惜しみなく奪う~」を意識しているのでしょうか。個人的にこの流行りは「エンター・ザ・ボイド」からだと思うのですが。

とりあえずいきなり水野美紀のヌード。
ド頭にこれをちゃんとやるのが憎い。
それでも前半のテンションについていけないなーと思っていたら、三分の一越えたあたりから急に面白くなった。
相変わらず名言ばっかり。
バックで突かれてる魔女っ子が主人公に叫ぶところは爆笑した。

あとあのババア。
あの人は凄すぎる。
あの会話劇はちょっと感動して泣いてしまった。

そして後半の少しだるい感じまで「ヌードの夜~」に…。

面白かったんだけど、監督が「女になりきって演出した」って言ってるらしくて、それを知らなければもっと楽しめたんじゃないかと思う。
自分の一般女性像と似ていたので(語弊があるかもしれないけど大体似てる)結局男の想像する女の話でしかなかった気がする。

あとどーでもいいけど、ヤン総裁の新作「サヴァイビング・ライフ」の対となる作品です。
極度のエディプスコンプレックスに支配された魔女っ子の物語。
面白かった。

2011年12月18日日曜日

「アンチクライスト」

そろそろ今年のベストを決めたい季節ですが、その中でも確実にワーストに入るであろう本作。
なぜかわからないけどまた見た。

ほんと映像美が素晴らしい。
この人の映画って荒っぽいイメージがあったんだけど、この映像たちは素直に感動した。

そういや「ワイルド・アット・ハート」とウィリアム・デフォー繋がりだったのね。
そろそろモザイクなしで観たい。
誰か海外版買わんかな。

「ワイルド・アット・ハート」

リンチ映画の中でもあまり見ていないほうだったのでふと観た。

それにしてもラストの天使はなんなんだろう。
あのシーンはリンチ先生といえども理解しようと思えない…。
あれが90年代のカオスなのか…。

「ストレイト・ストーリー」と同じくらい真っ直ぐな映画。

2011年12月16日金曜日

「マーダー・ライド・ショー2」

ロブ・ゾンビ監督。
1は大好きなんだけど、2はあまり覚えてなかったので観た。
ファニー・ゲームもびっくりな家族の前でストリップさせられて、皆殺しはきつい。
でもこの映画は家族愛について考えさせられる。
殺人一家の家族愛…。

ラストみんな死んじゃったんだ…。
もう続き見れないんだ…。
面白かった。

2011年12月15日木曜日

「ピノキオ√964」

そういや大学のころ見つけて見なきゃなーと思いつつ、ずっと見れていなかった本作。
偶然レンタル屋で見つけて借りた。
レンタル屋ってのは本当に一期一会だと思った。
あと品揃え。

個人的なレパートリーで例えると、「鉄男」と「イレイザーヘッド」と「π」をごちゃ混ぜにしたのような下品な映画なんだけど面白かった。

なんかヨーロッパの映画でとにかく地下鉄で女が発狂するシーンがあったけど、おれならもっと発狂できるぜ!って言ってるような気がした。

こういう役者さんと出会いたいな。

「ステキな金縛り」

劇場:バルト9

久々に劇場へ。
「リアル・スティール」とさんざん迷って、個人的に無難なほうを選択。
と思ったら、思ったより笑えなかった。

三谷監督、そろそろコメディ以外の撮ってもいいと思う。
クスリと笑えるのがあっても、これ!っていう笑えるところがなかった。

ただ物語の構成力は上手かった。
設定はめちゃくちゃだけど、それでついて行けたような気がする。

二つほど。

まず深津絵里。
あほみたいに可愛いんだけど、こんな演技をされた日には人間として信じられなくなる。
この可愛さも所詮演技なのかって。

役者としては素晴らしいのでしょうが。
ただのビッチ。

あと中井貴一。
あれだけ死後の世界は信じないって言っといて、「お父さんも天国で喜んでおられることでしょう」って。
どっちだよ。って思った。

なんつーか、深キョンが相変わらず可愛かったからいいです。
多分ムチッた深キョン見納めの映画。

2011年12月14日水曜日

「したくて、したくて、たまらない、女。」

沖島勲監督。
前に「YKK論争/永遠の誤解」は 途中で断念したのでリベンジ。

これはかなり分かりやすかった。
というか普通のドラマだった。
少しインタービューを見たけど、普通の話にするよう意識したらしい。
「青い沼の女」と何か近しいものを感じた。 

あの何が住んでいるかわからないような森の映像にかぶさる「だめ…やめて…」という声は近年の陳腐なホラーより数倍怖く感じた。
ああいう監督の深層心理に少し触れたような気ができるシーンがあるからこういう映画は止められない。

2011年12月8日木曜日

「オーディション」

そーいやかなり前に見たんだけど思い出したので書く。
なかなか見れないので見る機会があったとき飛びついた。

三池監督の初期の作品。
「女優霊」と並びいろんな人が怖い映画NO,1に上げるのでずっと気になっていた。

この映画の設定やビジュアルはホラー映画として完璧なんじゃないかと思った。
もちろんホラーを撮るからこうしたんだろうけど、これをぴたっとはめてくる演出がすごい。

「キリ…キリ…キリ…」なんて囁かれた日には痛みと快感で失神してしまうんでしょう。