2011年4月26日火曜日

「ブルーバレンタイン」

劇場:バルト9

サンダンスで賞をとった?映画。
夫婦がタイタニックのように沈没していく様を、一番楽しい船上のディナータイムと交互に描く…ってそんな映画作って何が楽しいのか。
現に深夜の回に言ったのですが、あ、ギャルがいる、と思ったら「ガンツ2」に消えて行ったし。
でいるのはおっさんたちとと変なカップル。
「ガンツ2」見ればよかった。

で、映画ですが、男と女の描き方が上手かった。
観察力が凄いというか。
ドキュメンタリーの人らしい。どうりで。
そういや数週間前こんな感じだったなーと思いつつ鑑賞。
後半の病院での言い合いは爆笑できる。

あとエンディングのピンボケ花火も良かった。

でもムカつく感はこれをさらに極端にした「アンチクライスト」には到底叶わないわけで。
「愛」って儚いね、で終わってくれたこっちの作品のほうがまだ救いがある。

ラスト、別れのシーンで歩いていく男の先にあるのは花火。
気の触れた嫁も、血の繋がっていない娘も、頭の固い嫁の父親も、すべての呪縛から解き放たれた男を花火は祝ってくれているのでしょう。
彼はまだ気付かないだけで…。

金を払ってまた、男と女は一生分かり合えないということを見せ付けられたのでした。

追記:
自分が見たフィルムの字幕が微妙だった。
名前忘れたけどフィルムを直接削ってるやつがなんかミスってた。
残念。

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