2017年9月15日金曜日

「オン・ザ・ミルキー・ロード」

劇場:TOHOシネマズシャンテ

クストリッツァの新作を忘れていた!
運良く前日に思い出し早速鑑賞。

大傑作や!
主人公が寡黙なので、「アンダーグラウンド」的騒々しさは少ないけど、後半の「ホーリーマウンテン」やソクーロフの「ファウスト」みたいな展開でとても心地よかった。
ただ、宗派的にいただけなかったけど…。
あんだけ蛇をいいやつに描いていたのに。

とてつもなく作り込まれ、とてつもなくやりたいことをやりきった2時間!
今年の一位でございます。

「アンダーグラウンド」の5時間超版が始まったので、なんとか観に行けたらと思う。
どうでもいいけど、映写時代以来のシャンテだった。

2017年7月23日日曜日

「ジョン・ウィック」

面白かった!
キアヌ版「幻の湖」かと思っていたが、想像以上に楽しめた。
最近のキアヌの役どころが不憫でならない。

「ハドソン川の奇跡」

思ったよりシンプルで面白かった。
「ハッピーフライト」しかり、CAが「頭を下げて!」と合唱するシーンは毎回グッときてしまう。

2017年7月7日金曜日

「殺しの烙印」

劇場:神保町シアター

あゝ凄い。
もう全部凄い。

特に裸の真里アンヌ!驚異の19歳!
雨の中、なぜかオープンカーで走り続けるびしょ濡れの彼女に一瞬で恋に落ちました。
そして服で雨を凌ぎながらタバコを吸う宍戸錠のかっこよさよ。

あの完璧なヒロインの登場シーンに出会えて本当に良かった。
十代の頃、リンチと共にこの映画を観ていたら、何か特別な作品になっていたのかもしれない。

劇場では当時この映画に魅了されたのであろうおじ様たちで溢れかえっていた。
自分はなんの映画を観に行くのでしょう。
あとどうでもいいけど、なぜか熱海に行きたくなった。

2017年6月21日水曜日

「夜空はいつでも最高密度の青色だ」

劇場:ピカデリー新宿

初めて石井監督作品を劇場で観た。
「船を編む」は素晴らしかったんだけど、そういえば石井節的なものが何もなかったからでしょうか。
初めて「剥き出しにっぽん」を観たときの印象と、良くも悪くも変わらず。

この歳になっても、ずっと同じモチーフ(灰皿に溜まったシケモクとか)を使い続けているところがよかった。

酷く個人的な意見ですが、時々出てくる登場人物たちの叫びに園子温と同じテーマを感じ、彼ならならもっとエグく、痛々しく、そして笑えるように演出するんだろうなと考えていた。
少し前の園子温なら…。

2017年6月1日木曜日

「メッセージ」

劇場:バルト9

久々の劇場映画鑑賞。
見終わってすぐは、この映画を包むMV的映像に憤慨していたが、いろいろな人の意見を聞き、それも意図があったのかとしぶしぶ納得。
本当に意図があったのなら。

しかし、とてもしっかり作り込まれた作品だし、なによりそのディティールたちに込められた意図が素晴らしかった。

2017年5月11日木曜日

「プラネット・テラー」

かっこいいなー。
映画愛がすごい。

「人が人を愛することのどうしようもなさ」

美しい。
サンセット大通り。

「レオン」

久々に鑑賞。
良かった。泣いた。

2017年4月17日月曜日

「あらしのよるに」

嵐の夜、二人のやり取りに、状況を踏まえ泣きそうになった。
あとは覚えていない。

2017年3月24日金曜日

「聖の青春」

劇場で見逃し、悲願の鑑賞。

面白かった!
羽生さんと飲み会を抜け出して二人で語るとこ、これ「ヒート」やん!と一人でテンション上がっていた。

ぶくぶくに太ったマツケンと、羽生さん役の人の演技がとても心地よい。
とてもいい映画だった。

「おおかみこどもの雨と雪」

前半はとても面白く観ていたが、中盤の一人が死にかけるところで集中力が切れてしまった。
あの演出はもう見飽きてしまい、また始まったのか…と興醒めしてしまう。

雨と雪、というとても印象的な名前の、その意味を読み解くことができなかった。
じっくり観たらわかるのだろうか。

「裸のランチ」

原作を読んでいるので、思い出すために鑑賞。

この映画は原作内の描写も多々あるが、それよりこの原作を書くきっかけに重点を置いている模様。
原作に比べとてもわかりやすい。

ちなみに原作は、倒錯とホモと乱文で全然頭に入ってこないが、表現の仕方は笑ってしまうほどかっこいい。
実際にウィリアム・テルごっこで奥様を殺している(とされている)なんてかっこよすぎ。

「スティーブ・ジョブズ」

スティーブ・ジョブズの伝記映画。

音楽に合わせてシーンを羅列させていくのはただの誤魔化しなんだなと痛感した。

「ソーシャル・ネットワーク」には遠く及ばず。

2017年3月8日水曜日

「神曲」

劇場:アテネ・フランセ文化センター

初オリヴェイラ監督作品。
少し前に最高齢の監督として話題になっていたのはこの方だったのね。

というわけで、やっと観れたよ「神曲」。
ダンテの「神曲」を精神病棟で再現した……と勘違いしていたようで、物語的にはダンテは関係なかった。
ところがどっこい。
この物語は、予想は外れたが、わたくしが求めていた物語だったのだ!!
ばばーん!

精神病棟には、キリスト、アダムとイブ、ラザロ、ニーチェ、預言者、カラマーゾフ兄弟、あと諸々……という、とんでもない豪華メンバー(だと信じ込んでいる)人々が暮らしているのであった!
トラキアでやりたかったやつよこれ!
そういう意味でいうと、この映画は「地獄編」でソクラテスやらクレオパトラやらが出てくるシーンなのかもしれない。
違うのかもしれない。

ドストエフスキーの知識が皆無のわたくしにとっては、というかキリスト教の知識が少しある程度でも、なかなか付いていけなかった!
「すばらしい新世界」のラスト感にただ溺れるだけで、理解は全然できていない。
精神病棟というキーワードと、ラストカットのあのとてもわかりやすいモチーフで、テーマらしきものに触れることはできたのですが。

ただ、完全にぽかんとしてしまう「フルスタリョフ車を!」やその他映画史に残る崇高で難解な作品群に比べ、キーワードが明確である故、知識次第でもっと理解を深められそうな作品である気がした。
監督の感性に寄り添う距離感が浅くて済むというか。

もっと知識をつけてから観ます。
とりあえず「カラマーゾフの兄弟」を読む。